HYDROGEN

水を分けて、
水素だけを取り出す機械。

水素吸入器は、水の電気分解を機械の中で連続的に起こす装置です。性能は「1分あたり何mL出るか」と「そのうち何%が水素か」の2つに集約されます。ここでは、その数字の読み方までを扱います。

体への影響については扱いません。理由はページ内に書いています。

このページでわかること

  • 水素吸入器が何をする機械なのか(水を電気分解して水素ガスを出す機械です)。
  • PEM方式とアルカリ電解方式の違い、そして数字を比べるときの落とし穴。
  • 水素と健康の関係について、いま何が言えて、何が言えないのか。

BASIC

水素吸入器とは、何をする機械か

水に電気を流すと、水素と酸素に分かれます。理科の授業でやる水の電気分解と、原理は同じものです。水素吸入器は、これを機械の中で連続的に起こし、出てきた水素ガスを細いチューブで鼻まで運びます。

だから機械の性能は、突きつめると2つの数字に集約されます。1分あたりに何ミリリットルの水素を出せるかと、出てくる気体のうち水素が何パーセントか。前者が発生量、後者が純度です。FRESCAの場合、発生量は機種によって150〜600mL/分、純度は全機種99.9%以上(メーカー試験条件下)とされています。

ここから先、「その水素を吸うと体にどうなるのか」という話に進みたくなると思います。ただし当サイトはその問いに答えません。理由は次の章に書きます。

METHOD

PEM方式と、アルカリ電解方式

電気分解のやり方には大きく2つあります。ひとつはアルカリ電解で、水に電解質を溶かして電気を通しやすくする方式。もうひとつがPEM方式(固体高分子電解質膜)で、水そのものではなく膜に電気を通す役割をさせる方式です。

PEM方式では、膜が水素側と酸素側を隔てます。この隔てがあるおかげで、出てくる気体に酸素が混ざりにくくなります。純度の数字が高く出るのは、この構造から来ています。一方で、膜は消耗品の性格を持ち、使い続けると性能が落ちます。FRESCAのモジュール寿命が「約4,000時間」と書かれているのは、この膜の話です。

PEM方式が精製水を必要とするのも、同じ理由です。水にミネラルが含まれていると膜に付着し、性能が落ちます。水道水が使えないのは、メーカーの都合ではなく方式の性質です。

TERMS

カタログに出てくる言葉

発生量(mL/分)

1分あたりに出てくる水素ガスの体積。測定条件(温度・圧力・運転開始からの経過時間)で変わるため、条件の書かれていない数字どうしを比べても意味がありません。

純度(%)

出てくる気体のうち、水素が占める割合。残りは主に水蒸気と、わずかな酸素です。FRESCAは全機種99.9%以上(メーカー試験条件下)とされています。

カニューラ

鼻に当てる細いチューブ。病院で酸素を吸うときに使うものと同じ形です。鼻の穴に入る部分があるため衛生用品で、人と共有せず、定期的に交換します。純正のWカニューラは1本660円です。

バブリングスティック

コップの水に差し込んで、水素を溶かすための付属品。吸うのではなく飲むための使い方で、FRESCAでは本体に1本同梱されています。単品では5,500円です。

イオン交換樹脂

水の中のイオンを取り除く材料。タンクの水質を保つために入っていて、消耗するため定期的に交換します。150と300Mはスティック型2本セットで3,300円、300とPROはパック2個セットで3,300円です。

NUMBERS

数字を比べるときの落とし穴

  • 測定条件が書かれていない発生量は比べられない

    運転開始直後と1時間後では出る量が変わります。条件を書いていない数字は、その製品にとって最も良い条件の値である可能性があります。

  • 「高濃度」は数字ではない

    濃度という言葉は、水素水(溶存濃度ppm)と吸入器(気体の純度%)で意味が違います。単位のない「高濃度」という表現は、比較に使えません。

  • 吸入時間を掛けないと総量にならない

    600mL/分を15分と、150mL/分を60分。前者は9,000mL、後者も9,000mLです。発生量だけを見て「4倍性能が違う」と読むのは誤りです。

  • 論文の本数は、その製品の根拠にならない

    2021年3月に消費者庁が水素水生成器4社に出した措置命令では、一般的な研究の引用は「当該製品の効果の合理的根拠」とは認められませんでした。製品ページに載っている論文の数は、その製品について何かを証明するものではありません。

  • HONEST

    当サイトが書けないこと、書かないこと

    水素と健康の関係については、国内外で研究が行われています。ただしFRESCAは医療機器として承認された製品ではありません。医療機器でない製品について、身体の機能や症状への作用をうたうことは、薬機法68条が禁じています。

    そのため当サイトでは、疲労、血流、睡眠、抗酸化、疾病の予防や改善といった話題を扱いません。「個人の感想です」と添えれば書ける、というものでもありません。2018年に消費者庁が出した打消し表示の留意点では、その一文だけでは打消しの効果はほとんどないとされています。

    書けるのは、機械の仕様と、使い方と、選び方です。体への影響について知りたい場合は、当サイトではなく、医師や公的機関の情報を当たってください。この方針は編集方針に明記しています。

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    Q & A

    よくある質問

    水素は燃えたり爆発したりしませんか。

    水素は可燃性の気体です。ただし吸入器が発生させるのは1分あたり数百ミリリットルという量で、部屋に滞留する量ではありません。火気の近くで使わない、密閉した狭い空間で長時間使わない、という一般的な注意は守ってください。取扱説明書の指示が優先します。

    水素水と水素吸入器は何が違いますか。

    水に溶かして飲むのが水素水、気体のまま鼻から吸うのが吸入器です。単位も違い、水素水はppm(水に溶けた量)、吸入器はmL/分(出てくる気体の量)で表します。FRESCAは付属のバブリングスティックで水素水を作ることもできます。

    吸っているかどうか、どうやってわかりますか。

    FRESCAの場合、本体正面の窓の中で泡が上がっているのが見えます。カニューラの先に手をかざしても風圧はごく弱いため、出ているかどうかは窓で確認するのが確実です。

    水素吸入器の市場はどのくらいの規模ですか。

    業界調査によると、2024年の水素吸入器カテゴリの出荷額は約55億円で、前年比37.5%増とされています。市場規模の推計であり、製品の効果を示すものではありません。

    何歳から使えますか。

    年齢の制限について、メーカーの公表情報を確認できていません。お子さまや高齢の方が使う場合は、事前にメーカーへ確認してください。

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    仕組みが分かったら、次はモデルの違いです。3モデルの数字を並べて比べられます。

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    最終更新 2026年9月4日 / 掲載する仕様はメーカー(有限会社エーシーピー)公表値にもとづきます。数値の出どころと編集の方針は編集方針に記載しています。